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「毎月、気づいたら給料日を迎えてる…」 「何に使ったのか、思い出せないお金ばかり」
収入はなかなか増えないのに、家賃も光熱費も、食料品も、ちょっとずつ値上がりしています。仕事や子育てで忙しいと、家計の見直しなんて後回し。私も「今月は無駄遣いを減らそう」と決心しては、3日で忘れるのを何年も繰り返してきました。
結論から言うと、**節約で確実に効くのは「固定費」です。**食費や交際費のような変動費は、頑張って減らしても翌月には元に戻る。でも、固定費は一度見直せば、次の月から自動的に引き落とし額が変わります。しかも、もう二度と戻ってこない。
ただ、ここで多くの人がつまずくのが「順番」です。「保険も通信費もサブスクも、結局どれからやればいいの?」と。
この記事では、私が実際にやって月1万円以上の固定費を減らせた「見直す順番」を紹介します。家計簿は不要。銀行の明細とスマホがあれば、今週から始められます。
固定費は「全部やろう」としないこと
まず大前提として、固定費の見直しで失敗する人は、ほぼ全員が「初日に全部終わらせよう」とする人です。私も最初はそうでした。
いきなり保険の見直しから始めて、専門用語の羅列に頭を抱えて、そのまま3ヶ月放置。結果、何も変わらないまま、毎月数千円の「見直しの義務感」だけが積もっていきました。
固定費の見直しには、5分で終わるものと、調べ物が必要なものが混ざっています。それを区別せずに手を出すと、難しいものに体力を奪われて、簡単なものまで放置してしまう。だからこそ、順番が大事です。
固定費を見直す順番
1. サブスク(所要時間30分。まずここから)
最初にやるのは、サブスクの棚卸し。いちばん簡単で、効果がすぐ目に見える場所です。
やり方は、引き落とし口座の明細を過去3ヶ月分開くだけ。毎月「定額」で落ちている、見覚えのない項目をリストアップします。動画配信が2つ、音楽が1つ、漫画が1つ、アプリの月額が2つ…という人は、わりと珍しくない。
私の場合、動画配信を3つ契約していました。ひとつは結婚式の準備のために契約したもので、もう2年も開いていませんでした。これを1つに絞るだけで、月1,200円の節約。年間にすると14,400円です。たった30分の作業で、これだけ浮くのはサブスクだけでしょう。
「また見るかも」と思って残したくなる気持ちはわかります。でも、解約してから1週間待って、本当に不便なら再契約すればいい。解約ボタンを押すだけなので、やり直すハードルも低い。ここは潔くいきましょう。
2. 通信費(所要時間1時間。いちばん差が出る)
次に手をつけるのは、スマホ代です。固定費のなかでいちばん差が出るところで、大手キャリアで月1万円払っている人は、半分以下にできることが多い。
私も以前は大手キャリアで月9,800円を払っていましたが、格安SIMに乗り換えて月2,600円になりました。同じiPhoneのまま、です。私の利用データ量は月3GBあれば足りていたので、実は完全に余っていた。
乗り換えは、今のスマホがSIMフリーかどうかを確認して、あとは手続きの流れに沿うだけ。10年前と違って電話番号はそのまま引き継げますし、私の体感では2時間もあれば終わりました。回線がつながりにくい、という経験も一度もありません。
ただし、注意点がひとつ。「キャリアの新プラン」が自分の使い方に合っていることもあります。ここで大事なのは、周りに合わせて格安SIMにすることではなく、自分の月間データ量で「キャリア新プラン」と「格安SIM」を比較すること。私はデータ通信が多い人の友人がキャリアのままのほうが合っていました。
3. 光熱費(所要時間30分。まずアンペアを見る)
電気・ガス・水道は、いきなり「契約先を変えよう」と考える必要はありません。まず、電気の契約アンペアを見てください。ここが意外と落とし穴です。
引っ越したときに業者が設定したまま、60Aで契約している家庭は少なくありません。エアコンと電子レンジを同時に使ってもブレーカーが落ちないなら、アンペアを下げられます。30Aにすれば、月500円前後は安くなります。逆にブレーカーがよく落ちる人は、上げる価値があるので、ここは自分の生活に合わせて。
その次が電力会社のプラン比較。我が家の場合、地域電力の「深夜時間帯が安いプラン」が合っていて、夜に洗濯機と食洗機を回すだけで、月800円くらい変わりました。オール電化の家は、この「時間帯で単価が変わるプラン」が特に効きます。
4. 保険(所要時間2時間。時間がかかるからこそ、この順番)
保険は、サブスクや通信費と違って30分では終わりません。だからこそ、上の3つを先にやって、やる気が残っているうちに取りかかります。ここが「順番」の肝です。
私が見直したのは、医療保険と生命保険。結論から言うと、私は医療保険のほとんどを解約して、月2,000円の医療特約だけを残しました。理由は、貯金でカバーできる範囲が増えたから。若いうちは、入院しても日額5,000円では大した足しになりません。
ここは人によって答えが変わるので、一番手っ取り早いのは加入している保険会社の無料相談を申し込むことです。電話一本で担当者が明細を持ってきてくれます。私も最初は「営業されるのでは」と構えていましたが、解約を急かされることは一度もありませんでした。自分で全部調べるより、100倍楽でした。
5. 家賃・住宅ローン(最後。金額は大きいが、動かすのは一番面倒)
最後に、家賃や住宅ローン。金額が大きいぶん、動かすのがいちばん面倒で、交渉の余地も限られています。
現実的にできるのは、更新の時期に家賃交渉をしてみる、引っ越しを視野に入れて周辺の相場を調べてみる、あたり。住宅ローンは借り換えで金利を下げられるケースがありますが、手数料と手間を考えると、よほどの残高と残年数がないと元が取れません。私は「住宅ローンは最後の最後でいい」と思っています。
ここは急がない。上の4つで月1万円以上減らせれば、それで十分に勝ちです。
実際にやった結果と、失敗した話
「結局、どのくらい変わるの?」と気になりますよね。私がこの順番でやった結果がこちらです。
- サブスク解約:月1,200円減
- 格安SIMへ乗り換え:月7,200円減
- 電気のアンペア・プラン変更:月1,300円減
- 保険の見直し:月2,800円減
- 合わせて月12,500円の削減
食費を必死に削っても月3,000円がいいところだった私には、別次元の数字でした。そして何より、一度見直せば次の月からは何もしなくても自動的に浮く。「一度やれば終わる」感覚が、この作業を続けられた理由だと思います。
逆に、私が最初に保険から始めて失敗したのは、もう書いた通り。順番は、体感で**「簡単なもの→金額の大きいもの」**が正解です。簡単なものを2つでも終わらせると、複雑な保険の見直しにも自然と手が伸びます。
まとめ:今週やるのはこの3つ
最後に、この記事でやってほしいことを3つに絞ります。
- 通帳アプリを開いて、サブスクを3つ解約する(30分)
- スマホ代の明細を見て、格安SIMと比較する(1時間)
- 電気の契約アンペアを確認する(5分)
ここまでで、月5,000円は確実に浮きます。そのうえで、時間が取れたら保険の見直しに進む。家計簿をつける必要はありません。大事なのは、明細を見て「知らない定額」を見つけることです。
固定費の見直しは、一度やれば来月から効き続けます。「毎月の節約」ではなく「毎月の収入増」だと思って、今週のどこかで30分だけ確保してみてください。運動習慣と同じで、私も最初は「面倒だな」としか思えませんでしたが、数ヶ月後に明細を見たときの驚きが、その後の家計の見直しを続ける原動力になりました。